今月の糖尿病ニュース

2019年5月の糖尿病ニュース

第62回日本糖尿病学会年次学術集会参加報告

おおはしクリニック今年の日本糖尿病学会は5月23日(木)~25日(土)仙台で開催されました。会長秋田大学山田祐一郎先生はこれからの糖尿病医療の目標として4P、すなわちPersonalized(個別化)、Predictive(予測的)、Preventive(予防的)、Participatory(参加型)を挙げられました。4Pを冠したシンポジウムが開かれ個別化医療についてインスリン分泌機構と遺伝子の面から東京大学山内先生がお話をされました。新生児糖尿病、MODYが既知の代表例ですが、最近の知見としてGLP1受容体構造の違いによりGLP1受容体作動薬効果が異なることなどを紹介されました。予測的、予防的面では東京大学工学部の横田先生からウェアラブルセンサ(極薄テープ様のセンサを貼るだけで血糖をはじめとする多数の生体情報が得られる)について、日本IBMの小林先生からAI(IBM Watson)についてお話を聴きました。一昔前なら夢のような話ですがリブレやITの時代になった今ではすぐそこにある感じがしました。

個別化の方向といえばFeatured Symposium5「ガイドラインからみた食事療法の課題と展望」では医療スタッフが知識を総動員して従来のワンパターンでない、患者個々に合わせた(サルコペニア、腎症なども考慮した)最適な食事を考えて欲しいという主旨の発言があり、長年の栄養指導の流れが変わるかもしれないと会場は盛り上がっていました。

学会で(恥ずかしながら)はじめて知ったことといえば日本医療研究開発機構(AMED)です。AMEDは米国のNIH(国立衛生研究所)をモデルに平成27年4月に設立されたそうですが、ホームページを見ると基礎から実用化までの研究開発が切れ目なく行われること、臨床研究等の基盤設備などが目的として書かれています。AMED関連研究を紹介するシンポジウムにおいて名古屋市大植村先生が抗VEGF薬無効糖尿病性網膜症例に有効な薬の開発経過をマクロファージ中心に基礎データからわかりやすく解説されました。正に基礎から実用化の流れとして感銘を受けました。 また国立循環器病センター細田先生がCGMデータと認知症、大血管障害等の関連を調べる新規プロジェクトを紹介されましたが今後日本の臨床研究の発展が期待されます。

おおはしクリニック日常臨牀に直結するプログラムとしては専門医教育講演があります。今回は新しい高血圧ガイドラインについて鹿児島大西尾先生が根拠となるデータから解説され勉強になりました。ランチョンセミナーも同様で糖尿病早期治療の重要性について信州大駒津先生からお話を聴きましたが治療の遅れの原因としてデフォルトバイアスという概念を学びました。
ポスターセッションでは以前から関心のあった「40才以下2型糖尿病についての研究MIN-IREN T2DMU40 Study-6年後の二次調査-」を発表された城北病院莇先生とお話ができ有意義でした。その他DPP4阻害剤についてその光と影についてデータを発表された金沢医大金﨑先生の話(シンポジウム22)も興味深いお話でした。影については動物実験データでしたがメトホルミンとの併用という解決法が示されました。
今回はリリー賞が土曜日にあったため久しぶりに聴講する事が出来ました。
腎症とオートファジー、アディポネクチン模倣薬開発の話はワクワクして聴きました。

おおはしクリニックここから看護師長音喜多が担当します。
令和元年第62回糖尿病学会に五月晴れの24、25日仙台で開催され参加してきました。
リブレは血糖トレンド、高血糖、低血糖を把握し質の良い血糖コントロールを目指す為には欠かせないモニタリングツールですがまだ汗ばむ時期でもないのに皮膚トラブルで装着に難渋して患者さんが躊躇する例が多く発生しています。その解決策はないかランチョンセミナーに参加しました。以下の紹介がありましたが名前だけのものはネットで調べました。

#皮膚のバリア機能を高める薬剤

① リモイスコート (ノンアルコール性保護膜形成剤)

おおはしクリニック 透湿性と撥水性を両立する微粒子構造で、保護膜によるムレ感やつっぱり感を軽減します。膜で覆われた感じがなく快適である

② アドバリア

クロスポリマーが体温に反応し、皮膚に薄膜を形成

③ デュオアクティブ

薄くて半透明、創部の観察が可能 創傷被覆保護剤

④ レプリケア

おおはしクリニック当院で使用中。 200円です。中心をくり抜いて装着する必要がある為自己にて無理な場合相談して下さい。すべりがよく肌になじみ湿潤環境を維持出来るのが良いのかと思います。

#剥離剤

オイルリムーバー

#皮膚かぶれ対策

リンデロンVG
ヒルドイド
キズパワーパット

他リブレ関連でスタッフ用にAGP(平均日内血糖変動)活用レポートも頂いてきたので血糖変動を的確に評価出来るように勉強して行きたいと思います

☆ポスター発表から

チーム医療関連では高齢糖尿病患者さんの訪問介護による介入の重要性についてでは中々自宅訪問を拒否する方が多く悩んでいるとの質問がありました。当院でもそういう方が時々おられます。玄関先訪問から初めて徐々に血圧やSMBGと移行して行ったらとアドバイスがありました。中に入らない為患者さんの受け入れには良いと思いました。
#栄養指導関連では当院は1型の患者さんにリブレ導入後にカーボカウントを指導するケースが多いのですが導入と同時にカーボカウント指導している施設の発表があり参考になりました。

☆展示会場から

WEMO(ウェモ)バンドタイプ(2018年日本文具大賞)を頂きラッキーでした。
いつも手にメモし患者さんに指摘されていたのですがやっと解決できます。わずか40g、災害現場、農水産業の衛生面問題解決のみならず、ハードワークに従事する人の快適なツールとして使用範囲が拡大しているそうです。
SARAYAの低糖質37%OFFショコラもゲットしました。やや塩分が気になりました。
他にショコラビター(47%OFF)ミルクもあります。

おおはしクリニックサンセットランにも参加、3.26km走りました!! 特別ゲストで第42代日本スーパーフェザー級王者、元WBC世界スーパーフェザー級王者の三浦隆司さんと走った後写真撮影しました。めちゃくちゃラッキーでした。(*^-^*) 2日間青葉の新緑に見守られながら勉強する事ができました。












2019年5月

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